SOLIDWORKS 2016 SP5 リリース ノート

このドキュメントでは Dassault Systèmes SolidWorks® Corporation リリースにおける一般情報について説明します。最新のリリース ノートは、こちらから参照できます。

新規機能に関する説明は、ヘルプ メニューの 新規機能を参照してください。

修正済みの SPR のリストは、ここをクリックしてください。

重要 - エンド オブ ライフに関するアナウンス

現在サポートしているオペレーティング システムについては、システム要件を参照してください。

Microsoft Windows 8.0

SOLIDWORKS 2016 製品はすべて、Windows 8.0 にはインストールできません。Windows 8.0 から Windows 8.1 にアップグレードする必要があります。現在サポートしているオペレーティング システムについては、システム要件を参照してください。

32 ビット オペレーティング システム

SOLIDWORKS 2014 は、Windows 7 32 ビット オペレーティング システムをサポートする最後のリリースです。SOLIDWORKS 2016 製品は、Windows 7 32 ビット オペレーティング システムにはインストールできません

Microsoft Access Database

SOLIDWORKS 2015 は、Microsoft Access Database をサポートする最後のリリースとなります。

SOLIDWORKS サーバー製品

SOLIDWORKS 2016 製品は、Windows Server® 2003 および 2008 オペレーティング システムにはインストールできません

SOLIDWORKS Viewer

SOLIDWORKS Viewer は、eDrawings® Viewer 2016 に置き換えられます。eDrawings Viewer 2016 は 64 ビットのオペレーティング システムのみで使用できます。現在サポートしているオペレーティング システムについては、システム要件を参照してください。SOLIDWORKS 2014 Viewer は引き続きダウンロードできますが、SOLIDWORKS 2015 以降のモデルを開くことはできません。

COSMOSM

SOLIDWORKS 2015 は、COSMOSM をサポートする最後のリリースです。SOLIDWORKS 2015 SP5 のリリース後は、COSMOSM は機能強化もサポートもなくなります

終了する機能

SOLIDWORKS 2015 の時点で、モデルを Universal 3D ファイル形式で保存することはできなくなります。 [ファイル(File)] > [Universal 3D (*.u3d)として保存(Save as type Universal 3D (*.u3d))] コマンドは削除されました。

ScanTo3D

ScanTo3D と NextEngine スキャン ソフトウェア(ScanStudio)を直接統合する機能は、SOLIDWORKS 2015 SP3 以降のリリースには組み込まれません。NextEngine のファイル タイプ、nzipnxm および scn は開くことができなくなり、ツール(Tools) > ScanTo3D から NextEngine スキャン(NextEngine Scan)メニュー オプションが削除されました。代わりに、NextEngine スキャナ ユーザーは、他のスキャン ファイル形式でスキャン ファイルを生成し、SOLIDWORKS にインポートできます。

SOLIDWORKS Composer™

Parasolid または Unigraphics (UG)ファイルを Composer にインポートすることはできなくなりました。

Parasolid ファイルの拡張子は次のとおりです: *.x_t*.x_b*.xmt_txt*.xmt_bin。UG ファイルの拡張子は次のとおりです: *.prt。この拡張子を Pro/ENGINEER ファイルの *.prt 拡張子と混同しないでください。Pro/ENGINEER ファイルは継続的にインポート可能です。

SOLIDWORKS Workgroup PDM

SOLIDWORKS 2018 以降は、SOLIDWORKS Workgroup PDM をサポートしません

システム要件

SolidWorks ソフトウェアを確実にインストールし、最適なパフォーマンスでお使いいただくために、次を参照してください: System Requirements(必要なシステム要件)

Windows 10 64 ビット

SOLIDWORKS 2016 には、すべての SOLIDWORKS 製品に対応する、Windows 10 64 ビット オペレーティング システムのサポートが含まれています。

Windows 10 SOLIDWORKS サポート エディション:
  • Windows 10 Pro(64 ビットのみ)
  • Windows 10 Enterprise(64 ビットのみ)

RealView グラフィックス

最適なパフォーマンスと安定性については、ビデオ カードの要件(Video Card Requirements)を参照してください。推奨グラフィックス カードとドライバには、ゴールドの RealView アイコンが表示されています。

インストール

ウイルス対策ソフトウェア

一部のアンチウイルス ソフトウェアによって、SOLIDWORKS を適切にインストールできない場合があります。追加の情報は、Antivirus(ウイルス対策)を参照してください。

COSMOSM

COSMOSM は、DVD から、あるいはインストール マネージャーを使用してインストールすることができなくなりました。COSMOSM は、Web サイトのダウンロード(Downloads)領域からダウンロードする必要があります。

SOLIDWORKS PDM Server インストールの変更

SOLIDWORKS PDM Server とその構成部品のインストールを変更するには、Windows の [コントロール パネル] から、[プログラムと機能] を使用します。SOLIDWORKS Installation Manager(SLDIM)によるインストールは、SOLIDWORKS PDM Server のインストールに使用した場合でも変更できません。

技術的な警告

Windows 10 でドキュメントのフォントがシステムに存在しない場合

以前のバージョンの Windows に搭載されていたフォントの一部が Windows 10 ではオプションのフォント機能に移行されています。そのため Windows 10 にアップグレードした場合、これらのフォントがシステムにインストールされない可能性があります。SOLIDWORKS ドキュメントのフォントがシステムにインストールされていない場合は、マイクロソフトサポート技術情報の記事 3083806 を参照してください。

SOLIDWORKS ドキュメントに埋め込まれた Microsoft Office ドキュメント

Windows® 7 64-bit バージョンを使用する場合は Microsoft 修正プログラム KB 983396 http://support.microsoft.com/kb/983396 をインストールしてください。これは Microsoft® Office 97-2003 の互換形式のドキュメントを SOLIDWORKS ドキュメントに埋め込む際に発生する問題を修正します。これは、インストールされている Microsoft Office のすべてのバージョンに適用されます。

製品パッケージ

ScanTo3D

ScanTo3D は SOLIDWORKS Professional および SOLIDWORKS Premium に含まれるようになりました。以前は SOLIDWORKS Premium にのみ含まれていました。

SOLIDWORKS Utilities と FeatureWorks

SOLIDWORKS Utilities および FeatureWorks は、SOLIDWORKS Standard に含まれるようになりました。以前は SOLIDWORKS Professional に含まれていました。

TolAnalyst

TolAnalyst は、SOLIDWORKS Professional に含まれるようになりました。以前は SOLIDWORKS Premium に含まれていました。

アセンブリの Costing

アセンブリの Costing は、SOLIDWORKS Premium に含まれます。

SOLIDWORKS Enterprise PDM

SOLIDWORKS Enterprise PDM は、SOLIDWORKS PDM Professional という名前になりました。SOLIDWORKS 2016 以降、SOLIDWORKS PDM は SOLIDWORKS DVD に収録されます。

機能

ダイナミック ハイライトによる中点の選択

ダイナミック ハイライトで中点を選択すると、遅れが発生するようになりました。スケッチ エンティティやモデル エッジにポインタを置くと、中点を選択できるようになるまで遅れが発生します。

FeatureManager デザイン ツリーでの構成部品の名前変更

システム オプション(System Options) > FeatureManager > FeatureManager ツリーから構成部品の名前変更を有効化(Allow component files to be renamed from FeatureManager tree)を使用して、FeatureManager デザイン ツリーで構成部品のファイル名の直接変更を有効または無効にします。

SOLIDWORKS Enterprise PDM 製品との互換性

SOLIDWORKS PDM Professional 2016 は、SOLIDWORKS 2016、2015、および 2014 をサポートします。SOLIDWORKS PDM Standard 2016 は、SOLIDWORKS 2016 のみをサポートします。新しいバージョンの SOLIDWORKS と旧バージョンの SOLIDWORKS PDM の組み合わせはサポートされていません

ねじ山フィーチャー

SOLIDWORKS SP0 および SP0.1 でねじ山フィーチャーを作成および編集する場合、2 つの制限があります。これらの制限は SP1 で解決されています。

SP0 では、ねじ山の輪郭のファイル名が、Inch Die では Inch TapMetric Die では Metric Tap に置き換えらました。SP0.1 でファイル名は訂正されましたが、輪郭の方向が正しくありませんでした。輪郭の方向は SP1 で訂正されています。

SP1 で既存のねじ山フィーチャーを更新するには、一時的にリストから異なる種類またはサイズを選択してから、元の設定に戻します。たとえば、ねじ山のサイズが 0.2500-20 の場合、0.2500-28 を選択してから(SOLIDWORKS ソフトウェアはねじ山輪郭ファイルを読み取り、グラフィック領域でその輪郭を更新します)、0.2500-20 に変更して戻します。既存のねじ山フィーチャーの輪郭は、種類またはサイズを変更するまで更新されません。

SP1 にアップグレードする前に、ねじ山の輪郭の場所を ツール(Tools) > オプション(Options) > システム オプション(System Options) > ファイルの場所(File locations)で確認してください。ねじ山輪郭のデフォルトの場所は、C:\ProgramData\SolidWorks\SOLIDWORKS YYYY\ThreadProfiles です。輪郭が別の場所に保管されている場合は、更新されたファイルをデフォルトの場所からユーザー定義の場所にコピーします。

ドキュメンテーション

ドキュメンテーションに固有の問題は今回ありません。

Service Pack 5.0

SP 5.0 固有の問題は今回はありません。

Service Pack 4.0

スケッチ ツールのポインタ

スケッチ ツールのポインタが、SOLIDWORKS 2015 以前のバージョンのアイコンと同様に、鉛筆型のアイコンに変更されました。十字のスケッチ ツール ポインタは、今後使用されません。

アイコン カラーの充実

デフォルトとクラシックのアイコン カラーが増えました。ハイライト カラーの導入で、アイコンの視認性が向上しました。稲妻と鉛筆に黄色、オープンおよびインポート時の矢印に緑色、選択フィルターに赤紫が導入されています。

Service Pack 3.0

アイコン色のオプション

ユーザー インタフェースの数多くのアイコンが次の 2 種類のスキームで表示できるようになりました。

  • デフォルト(Default)。青色と灰色のスキームのアイコンを使用します。
  • クラシック(Classic)。旧バージョンの SOLIDWORKS ソフトウェアと同じ色のアイコンを使用します。クラシック アイコンには、ソリッド フィーチャー、サーフェシング フィーチャー、板金フィーチャー、溶接フィーチャー、モールド ツールなどのもっともよく使われて目立つアイコンが含まれます。

アイコン色のオプションを設定するには、ツール(Tools) > オプション(Options) > システム オプション(System Options) > 色(Colors)をクリックして、アイコンの色(Icon color)でデフォルト(Default)クラシック(Classic)を選択します。

インタフェースの明るさ

インタフェースの明るさ(Interface Brightness)は、名前が背景(Background)に変更されました。ミディアム ライト(Medium Light)は、ユーザー インタフェースの明るさの新しいオプションです。 ツール(Tools) > オプション(Options) > システム オプション(System Options) > 色(Colors)をクリックして、背景(Background)で、ミディアム ライト(Medium Light)を選択します。

FeatureManager デザイン ツリーのアイコン

FeatureManager デザイン ツリーのアイコンは、次のように変更されました。

  • ボディ、部品、フォルダのアイコンは、灰色でなく青色になりました。
  • 非表示の構成部品を表すスラッシュのついたアイコンは、ワイヤフレームのようなアイコンに変わりました。

ライセンス トランスファー コマンドが非アクティブ化に変更されました

SOLIDWORKS ライセンスをあるコンピュータから別のコンピュータへトランスファーするには、ヘルプ(Help) > 非アクティブ化(Deactivate)をクリックして最初のコンピュータのライセンスを非アクティブ化し、ヘルプ(Help) > アクティブ化(Activate)をクリックして別のコンピュータでアクティブ化します。以前は、非アクティブ化(Deactivate)トランスファー(Transfer)と呼ばれていました。

SOLIDWORKS® Composer™ ソフトウェアの強化機能

アニメーションを作成

事前定義済みアニメーションのライブラリを使用して、アニメーションを素早く作成できます。

  • 新しいアニメーション ライブラリ ワークショップで入手できる事前定義済みの標準アニメーションを使用して、アニメーションを作成できます。Composer ユーザー ガイドアニメーション ライブラリについて事前定義されたアニメーションの作成アニメーション ライブラリ ワークショップを参照してください。
  • カスタム アニメーションを XML で作成できます。Composer ユーザー ガイドカスタム アニメーションの XML の例を参照してください。
  • タイムラインを使用して、アニメーション ライブラリ ワークショップで作成したアニメーションを管理します。アニメーション ブロックを使用すると、アニメーション キーの管理がより便利になります。アニメーション ブロックにより、グローバル アニメーションを変更することなくキーのグループを移動できます。Composer ユーザー ガイドタイムラインについてアニメーション ブロックの処理を参照してください。
  • アニメーション ブロックは、アニメーション マーカーを使用するときに考慮します。アニメーション マイルストーンを作成するには、タイムラインで重要時点を特定して、これらのマイルストーンを使用して、所定の瞬間の 3D シーンを表す一連のイメージを作成します。Composer ユーザー ガイドアニメーション マーカーおよびマイルストーンの作成と使用を参照してください。
  • Composer API の中のイベントと方法で、事前定義されたアニメーションをどのようなとき、どのように使用するかがわかります。 Composer プログラム編集ガイドを参照してください。

Composer Player プラグイン(Firefox 用)

Composer の使用については HTML にパブリッシュされていますので、Mozilla Firefox® を使用して再生できます。新しい専用のプラグインで、Composer のコンテンツを Firefox で読む込むことができます。このプラグインは、Composer Player をインストールすると、自動的にインストールと登録が行われます。Composer ユーザー ガイドHTML へのパブリッシュHTML へパブリッシュ(名前を付けて保存)を参照してください。

Composer Player アプリケーション プログラミング インタフェース

Composer Player アプリケーション プログラミング インタフェース(API)は機能強化されました。詳細は、ヘルプ(Help) > プログラム編集ガイド(Programming Guide)をクリックしてください。

SOLIDWORKS PCB Powered by Altium

SOLIDWORKS PCB は、プリント回路基板(PCB)作成用のスタンドアロンの電気設計製品であり、MCAD 設計と ECAD 設計の間の双方向リンクを実現します。SOLIDWORKS PCB によって、SOLIDWORKS アセンブリでプリント回路基板を使用できるようになり、プロトタイプの作成も不要になります。オンデマンドの同期化により、設計者は取り付け穴の不整列やアセンブリ内の機械的干渉などの問題をチェックすることができます。製品情報については、こちらをクリックしてください。SOLIDWORKS PCB の購入情報については、お客様の代理店までご連絡ください。

SOLIDWORKS PCB Connector Powered by Altium

Altium Designer をお使いのお客様は、SOLIDWORKS PCB Connector によって Altium Designer ユーザーが Altium 製品内から SOLIDWORKS アセンブリのプリント回路基板(PCB)を直接作成することができます。SOLIDWORKS PCB Connector によって、SOLIDWORKS アセンブリでプリント回路基板を使用できるようになり、プロトタイプの作成も不要になります。オンデマンドの同期化により、設計者は取り付け穴の不整列やアセンブリ内の機械的干渉などの問題をチェックすることができます。製品情報については、こちらをクリックしてください。SOLIDWORKS PCB Connector の購入情報については、お客様の代理店までご連絡ください。

Service Pack 2.0

キーボード ショートカット マッピング

ユーザー定義(Customize) ダイアログ ボックスで、ショートカット キー D のマッピング先のコマンド名が一層具体的になりました。名前は コントロールをポインタに移動(Move Controls to Pointer) から 選択階層リンク/確認コーナーの移動(Move Selection Breadcrumbs, Confirmation Corner) に変更されました。

新しいスケッチ システム オプション

スケッチで最初に寸法を指定したときに行われるスケールの自動設定を、次のようにしてオフにできます。ツール(Tools) > オプション(Options) > システム オプション(System Options) > スケッチ(Sketch) と選択して、最初の寸法作成時にスケッチのスケールを設定(Scale sketch on first dimension creation) をオフにします。

Service Pack 1.0

SP 1.0 固有の問題は今回はありません。